キャンプ場で使って欲しいオススメ食器洗剤5選

 

キャンプ場によっては、合成洗剤使用禁止となっています。

持って行こうとしている洗剤が合成洗剤かどうか見分けられますか?

お恥ずかしながら私は全く分からなかったです。

そもそも合成洗剤が何なのかが分からなかったです。

初めてキャンプに行く時がまさに”合成洗剤使用禁止キャンプ場”だったので、出発前に超~調べました。

調べて得た内容を備忘録的にまとめてみました。

合成洗剤使用禁止のキャンプ場じゃなくても、キャンプ場やアウトドア、自宅でぜひ使ってみてほしい食器洗剤もご紹介します。

 

◇そもそも合成洗剤とは何?

人工的に化学合成された成分が入っている洗剤です。

分かりやすい成分は合成界面活性剤だと思います。

食器洗剤、ボディーソープ、シャンプー。

歯磨き粉、洗濯洗剤などなど、色々な洗剤に使われています。

自然に還りにくく、人体にも悪影響が出やすいと言われている成分です。

 

◇簡単!選び方

商品の成分表示に「石けん」の文字があるものを選ぶだけ!!

ちなみに、固形の洗剤=石けんではありませんのでご注意を

 

合成洗剤ではない洗剤の成分表示は以下となります。

純石けん分」 「石けん素地」 「カリ石けん素地」

< 純石けん分とは >
脂肪酸ナトリウム:主に固形や粉状の石けん
脂肪酸カリウム : 主に液体の石けん

 

◇品名に特徴あり


非合成食器洗剤は、品名にも「石けん」の文字が入っているのが特徴です。

 

合成食器洗剤だと成分表示は以下の様になります。

品名自体に合成洗剤の文字があり分かりやすいです。

もちろん、成分表示に石けんの文字はありません。

 

ボディーソープやハンドソープなどの化粧品系商品は品名では分からないので、必ず「成分」を確認しなくてはなりません。「石けん」の文字がなければ「ほぼ合成洗剤」です。

 

◇天然由来・植物由来の文字にご注意を

なんと!合成洗剤は天然油脂からも作ることができます。

これをいい事に、パッケージや容器に『天然由来』『植物生まれ』と表示し、あたかも自然に優しいかのように思わせられるものがあります。

「天然って書いてあるからオッケーね♪」なんて思っていたら、実は合成洗剤を使っていたって事になるものもあります。

商品の成分表示を必ず確認することが大切です。

炊事場ですれ違う方たちの中に、南国の木の洗剤をお持ちの方をよく見かけます。

この洗剤は品名自体が台所用合成洗剤です。

その他にも、キャンプ場で使用するのにおすすめの食器洗剤として、カエルの食器洗剤が紹介されていたりしますが、こちらも南国の木の洗剤と同じ成分「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(石油由来の成分を含むもの)」です。

 

◇オススメの食器洗剤5選

<1>ミヨシ石鹸 無添加 食器洗いせっけん リフィル

脂肪酸カリウム28%。

350mLも入っていて、定価は170円です。

100円ちょっとの価格から販売されています。

ネット通販ではまとめ販売で割引されていることが多いので、わが家はまとめ購入しています。

この記事で紹介しているいずれの洗剤も、透明の液体なので、お気に入りの容器に入れて使用すれば、自宅ではインテリアを崩さず、キャンプでもマイギア感UPです。

もちろん容器入りタイプも販売されています。白いシンプルなボトルです。

脂肪酸カリウムが20%と少なくなりますが、泡で出るスプレータイプもあります。

 

<2>パックスナチュロン 台所のせっけん

脂肪酸カリウム25%。白いポンプ式ボトルです。

商品ラベルはプリントされているので剥がせません。

ポンプのスプリングが素晴らしいので第2位です。

一番下まで押し込んでスポンジに洗剤を出せば、2人分の食器洗浄は、洗浄成分のあまりが出るほど余裕で洗えてしまいます。

また、ポンプを軽く押せばその押した分だけの少量が出せます。

こんな使い方をすると壊れてしまいそうですが、中々壊れてこない優れものです。

スプリングにノッチがあるわけでもないのに、あと少し欲しい分を押下できるのはとっても便利です。

わが家はキッチンでこのポンプを使用しています。
(中身の洗剤ブランドを変えるのは推奨されていませんので自己責任で☆)

詰替え用もあります。

 

<3>パックスナチュロン 400番

脂肪酸カリウム23%。

キャンプでの食器洗剤や、石けん系コミュニティーなどでよく見かける食器洗剤です。

海外製品の雰囲気がするパッケージラベルが人気の秘訣の様です。

合成洗剤使用禁止のキャンプ場で販売されていることもあります。

上2品に比べると、食器洗い中に注ぎ足す回数が増える体感があります。

けれども、とろみが結構あるので、石けん食器洗剤にありがちな、スポンジから流れ落ちてしまう現象は少ない感じです。

詰換え用はボトル2回分です。

詰替え用が袋タイプなのは他と変わりませんが、口がジッパータイプなので扱いが少し大変です。

ボトルに注いだ後、洗剤でデロデロのジッパーを閉めるのが中々の難儀なのは否めません。

愛用者の方達は、ボトル愛用派か、デロデロを容認して詰替え愛用派と分かれるようです。

 

<4>アラウ. 台所用・食器用せっけん

脂肪酸カリウム30%。

ラベンダーとペパーミントの精油が配合されています。

いわゆる「石けんの香り」が和らぎ、気持ちのいい香りがします。(管理人は石けんの香りが少し苦手です)

商品説明には天然精油と書かれてありますが、「精油」と名乗れるのは「天然100%」のものだけなので、それを信じて「精油」と記載させていただきました。

純石けんと言うだけでも手肌に優しいのに、うるおい植物であるシソ葉とアロエのエキスまで配合されています。

400mLのボトルは持ちやすく可愛いので、このままキャンプに持っていくのもアリです。

 

<5>太陽油脂 台所用せっけん パックス200番

脂肪酸カリウム20%。

800mLの大容量のボトルです。詰替え用はなんと2.3L!

脂肪酸カリウム量がこの中で一番低いので、洗剤液のサラサラ感もトップです。

けれども同じ太陽油脂のパックスナチュロン400番よりも、油落ちが良いと人気の食器洗剤です。

石けんでも手肌の荒れが心配な方にも好評です。

ボトルの文字やイラストに漂う昭和感も懐かしい感じがあり好きです。

 

◇実は石けんも界面活性剤

「界面活性剤」とは、水と油の様に、混じり合わない性質を持つもの同士をなじませることができるものを指します。

石けん食器洗剤も、水と食事汚れの油をなじませてくれているので、界面活性剤と言うわけです。

なぜ石けんだけがキャンプ場で許される界面活性剤なのか?

特別な理由がちゃんとあります。

石けんだけが、水で薄めるだけで、界面活性作用を失うという性質を持っているんです。

この性質は、自然や生き物に安全であると言う証です。

また、材料となる油脂は石油などの鉱物系ではなく、動物や植物からとなります。

 

◇石けん食器洗剤にもデメリット

石けんの特性は、石けん食器洗剤の利用を続けるのが難しくなる理由のひとつかなと思います。

まず、食器を洗っている最中に、汚れを落とす力(食器から油分をはがす力)が落ちてくるので、洗剤の注ぎ足しが必要だったり、2度洗い3度洗いが必要だったりします。

私もまだまだ、油落ちの悪いところに、洗剤を直接垂らして2度洗いしてしまいます。

また、水に含まれるミネラル成分により、俗に言う「石けんカス」が発生し、シンクが白く汚れやすくなります。

石けんの泡には、汚れを取り込んだあと汚れを保持する力が少ないので、泡はすぐに洗い流さないと、汚れが食器に戻ってしまうことになりかねませんので、洗い物を素早くすませる工夫が大切です。

水をあまり使わずに洗い始めるのがいい感じです。
(キャンプでは”食事汚れは紙で拭き取ってから洗う”が役立ちます)

 

◇石けん洗剤への思い

数ヶ月石けん食器洗剤を使用した後に、合成洗剤にちらっと浮気しちゃったんです。

その1度の浮気で、結婚指輪(プラチナ製)をしている部分の皮膚がベロベロ~っと真っ赤にタダレたんです。

指と指輪の間に洗剤が残っていたんだろうなぁ・・・と思います。

そもそも食器洗剤で手が荒れたのが初めてで、こんなにタダレるなんて!とびっくりしました。

合成洗剤のやたらと泡立つ感じや、合成洗剤は食器に残り続けるんだよなぁということを思い返し、合成洗剤の使用を止め、石けん食器洗剤に戻りました。

石けん食器洗剤に戻した途端に指のタダレはみるみる治っていきました。

それから、このような話もあります。

石けん食器洗剤も、油脂に強アルカリ物質を混ぜて人工的に作られた物です。
この油脂は植物から採るので、その植物の生息地域で問題が起きているとのこと。

石けんが優れているとは言え、100%GOODではないんだなとも思うと悩ましいです。

それでも、合成洗剤のもたらす悪のほうが断然多い気がするので、私は今後も石けん洗剤を使用していこうと思っています。

あらゆる洗剤を石けん洗剤に変えていけたらと思っています。
(2019年5月現在:食器洗剤と洗濯洗剤とボディーソープとハンドソープのみ)

洗剤を使わないのが一番なんでしょうけど・・・。

キャンプ場と言う自然の中での活動のうちの1つだけでも、合成洗剤を使わない選択を、多くの人がしていけたらいいなと思います。

 

もちろん、合成洗剤使用禁止のキャンプ場では、石けん洗剤を忘れずに(*^^*)

 

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