車中泊をしていると、「脱いだ服や細々した荷物、どこに置こう?」と悩むこと、ありませんか?
意外と悩むのが荷物の置き場所です。
わが家では、これまで
・全座席下
・前席の上
・自作テーブルの上
などを使って、できるだけ車内を広く使えるように工夫してきましたが、
もっと快適に過ごすために、フリード+の車内天井に棚を作ることにしました。
木の温もりを感じられる天然木を使い、
まるで小さなログハウスのように、
ナチュラルでホッと落ち着ける空間をプラスできました。
※2026.4.30 読みやすくなる様に説明文を追加
この記事で分かること
- フリード+の純正天井フックを活用した収納アイデア
- 使用した木材とラック作りのこだわりポイント
- フリード+の天井に合わせた作り方の工夫
- 収納ケースに合わせたサイズ設計
- “置く”ではなく”吊る”棚の設置方法
今回は、実際に作るときに迷いやすい部分も含めて、かなり詳しくまとめています。
完成イメージや材料、取り付け方など、もくじの気になる見出しをクリックして読んでみてくださいね。
フリード+の天井収納を作ろうと思った理由

車中泊では、限られた車内スペースをどう使うかがとても大切です。
寝る場所を確保しようとすると、荷物を置ける場所は意外と限られます。
特に、上着やタオルなどの軽いものは、案外邪魔になりやすく、テーブルの上に置くと食事や作業のスペースが狭くなってしまいます。
そこで目をつけたのが、車内の天井スペースです。
天井近くに収納場所があれば、下のスペースを圧迫せずに、軽い荷物を置くことができます。
実際に、以前は100均の紐付きネットを使って、簡易的な天井収納にしていました。
これだけでも、脱いだ服や布類を置くには十分便利でした。
ただ、使っているうちに
「もう少ししっかりした棚にしたい」
「車内の木の雰囲気に合わせたい」
と思うようになり、木製の天井ラックを作ることにしました。
市販のカーパーツ(インテリアバーなど)を使えばもっと簡単ですが、車内も「自分たちらしいナチュラルな空間」にしたくて、すべて木材で作ることにこだわりました。
フリード+の天井は収納棚を作りやすい?

フリード+の天井には、3列目シートがない分、荷室側に特徴的なフックがあります。
このフックは、パタッと倒して引き出せる四角い形のフックです。
3列シートありのフリード用のフックがフリード+にはそのまま付いているんです。
今回はこのフックを利用して、天井ラックを取り付けました。
いわゆる“吊り棚”なのです。
車体に穴を開けずに取り付けられるのは、車中泊DIYをするうえで大きな安心ポイントです。
棚がない時でも、ここにランタンをぶら下げるだけでちょっとしたキャンプ気分が味わえておすすめです。
フリード+は車高が171cmで、車内をフルフラットにして厚さ4cmのマットを敷いても、天井までの高さは約100cmあります。
大人があぐらをかいて座っても頭が当たらない、ゆったりとした余白があるのが本当に魅力的ですよね。
天井ラックはこちら|天然木ラックづくりの6つのこだわり

完成した天井ラックは、車内の上部にぴったり収まる木製ラックです。
自作するにあたって、こだわったポイントは以下の6つです。
- 木材で作ること
- 車内の壁にできるだけぴったり合わせること
- ピラーより下に出ないように取り付けること
- 荷物が落ちにくいように縁を付けること
- ランタンなどをぶら下げられるようにすること
- 既製の収納ケースが入るサイズにすること
ただ板を渡すだけではなく、車内で使いやすく、見た目もすっきりするように考えながら作りました。
ここからは、それぞれのポイントを詳しく紹介します。
①ひのきの羽目板で木の温もりを

使用した木材
- 桧(ひのき)の羽目板
- 厚さ10mm 幅105mm 長さ1800mm
使用したのは、「ひのきの羽目板」です。
フローリングなどによく使われる、端がカッチリと隙間なくハマるように加工された板です。
ホームセンターで箱入りで売られているので、フリード+に積んでらくらく持ち帰れます。
スモーキーカラーの愛用ギアともすっと馴染んでくれる木の質感がたまりません。
ウレタン塗装済みの板を選ぶと扱いやすい
あえてウレタン塗装済みのものを選んだので、塗装と面倒なヤスリがけの工程はカットできました。
DIY初心者さんの場合、無塗装の板を買うと、塗装や保護の作業が必要になることがあります。
もちろん、好きな色に塗れる楽しさはありますが、車内で使う場合は、汚れにくさや扱いやすさも大切です。
「できるだけ手間を減らして作りたい」という場合は、塗装済みの木材を選ぶと作業しやすいと思います。
「ひのき板」は楽天市場で購入しました。
Amazonや楽天市場などのネット通販でも「板」は購入できるんですよ。
上の画像に映っているランタンはベアボーンズのストリングライトです。
ランタンを下げた時の雰囲気をチェックしているところです。
②フリード+の天井に合わせて板をカット

フリード+の天井は平らではなく、緩やかなカーブを描いています。
そのため、ただ真四角に板を切るだけでは、車内の壁にぴったり合わせるのが難しくなります。
今回は、できるだけ隙間が出ないように、車内の形に合わせて木材をカットしました。
カーブ部分は型取りすると失敗しにくい
車内の曲線に合わせるときは、型取りをしてから木材を切ると安心です。
「型取りゲージ」という曲線用の定規を使うと、カーブの形を写し取りやすくなります。
ゲージがない場合は、段ボールなどで型紙を作る方法もあります。
最初に段ボールで仮の形を作っておくと、いきなり木材を切るよりも失敗しにくくなります。
木材は一度切りすぎると元に戻せないので、初心者さんほど、先に型紙を作るのがおすすめです。
棚の設計図はこちらでご紹介しています↓

③窓を塞がないスッキリ設計

棚を取り付ける位置にも一工夫。
できるだけ車内をすっきり見せるために、ピラーより下に出ないように取り付けました。
ピラーとは、車の窓と窓の間にある柱のことです。
フリード+の場合、ラックを取り付けたい位置の近くに、2列目と荷室側の間にあるCピラーがあります。
このピラーのカバーと天井内張りの境目より下にラックが出てしまうと、見た目が少し重たくなったり、窓まわりに干渉しやすくなったりします。
柱のカバーと天井内張りの境目から、下にはみ出さないようにラインを揃えました。
こうすることで後ろの窓の視界を遮らず、圧迫感のないスッキリとした見た目になります。
④荷物が落ちにくいように縁を付ける

天井ラックには、荷物が落ちにくいように縁を付けました。
車は走行中に揺れるため、ただ平らな板を置いただけだと、荷物がずれて落ちてしまう可能性があります。
特に、布類や軽い小物は動きやすいので、少しでも引っかかりがあると安心です。
今回は木材の一部に、アクセントになりそうなきれいな節がありました。
その部分を活かして縁を作ったところ、見た目のポイントにもなりました。
切断面はヤスリがけしておく
木材をカットした部分は、そのままだと角が立っていたり、ささくれが出ていたりすることがあります。
車内で使うものなので、手や荷物に引っかからないように、切断面はヤスリがけしてなめらかにしました。
天井の内張りに当たりそうな部分には、念のためフェルトも貼っています。
車内DIYでは、木材そのものだけでなく、車体や内装を傷つけない工夫も大切だと思います。
⑤ロープを使ってランタンも掛けられるように

ラックは、天井に取り付ける前に、綿ロープを四隅に設置しました。
このロープは、ランタンをぶら下げるために使います。
あわせて、船の中にあるような、少し素朴なインテリア感も意識しました。
ロープの先は端末爪で処理し、あえて少し毛羽立たせています。
ここは夫のこだわりポイントです。
こうしたちょっとした遊び心が、DIYの楽しいところですね。
車中泊やキャンプでは、ちょっとした明かりを掛けられる場所があると便利です。
ランタンを置く場所を考えなくていいので、車内で過ごすときにも使いやすくなります。
ガイロープを渡せば物干しにも使える
ロープ部分には、ガイロープなどを渡せば、ちょっとした物干しとしても使えます。
タオルを乾かしたり、軽いものを掛けたりできるので、車中泊中の小さな不便を減らせます。
ただし、あくまで軽いもの用です。
重いものを吊るすと危ないので、使うものの重さには注意が必要です。
ロープの端処理には端末爪が便利です。
⑥100均ケースがすっぽり入るサイズ感

天井ラックは、あとから収納ケースを入れられるようにサイズを考えました。
収納ケースは、100均やホームセンターで買えるカラーボックス用の浅型ケースを想定しています。
専用サイズで作りすぎると、ケースが壊れたり買い替えたくなったりしたときに、同じサイズのものを探すのが大変になります。
その点、カラーボックス用の収納ケースは手に入りやすいので、後から買い足しやすいのがメリットです。
高さは12cmくらいまでが使いやすい
天井との隙間は約15cmです。
そのため、収納ケースを入れる場合は、高さ12cmくらいまでの浅型ケースが出し入れしやすいです。
あまり高さのあるケースにすると、取り出しにくくなったり、天井に当たったりする可能性があります。
天井収納は、たくさん詰め込む場所というより、軽いものをすっきり置くための場所として使うのがちょうどいいと感じました。
ラックの取り付けにはターンバックルを使用

ステンレス製の金具でしっかり固定
取り付けには、「ターンバックル」という金具を使用しました。
両端にネジが付いていて、回すことで締め付けたり緩めたりできる、物干しロープなどの張り調整などに使うアイテムです。
今回はサビに強いステンレス製のM5サイズを使用しました。
ターンバックルで微調整できるのが便利
天井ラックを取り付けるときは、左右の高さや固定具合を調整する必要があります。
ターンバックルを使うと、締め具合を少しずつ調整できるので、取り付け位置を合わせやすくなります。
ただ、実際には最初からすんなり取り付けられたわけではありません。
天井にできるだけ近い位置で固定したかったため、材料や取り付け方を何度も考え直しました。
途中でくじけそうになり、純正のルーフラックに手を出しそうになったこともあります。
諦めずに完成させたときの達成感は、DIYならではですね。
使用したのは「リッセイ」のステンレス製ターンバックル5本入りです。
木製ラックを作って感じたメリット
実際に天井ラックを作ってみて、車内の収納力がかなり上がったと感じました。
特に便利なのは、軽いけれど場所を取りやすいものを置けることです。
たとえば、
・上着
・タオル
・ブランケット
・トイレシーツなど犬用小物
などを置きやすくなりました。
床やテーブルの上に物を置かなくて済むので、車内が散らかりにくくなります。
また、木材で作ったことで、車内の雰囲気もやわらかくなりました。
実用性だけでなく、車内で過ごす時間が少し楽しくなるのも、木製DIYのいいところだと思います。
DIYするときに注意したいこと
天井ラックは便利ですが、DIYする場合はいくつか注意点があります。
まず、重いものを載せすぎないこと。
天井付近に重い荷物を置くと、走行中に落下する危険があります。
収納するものは、布類や軽い小物などにしておくと安心です。
次に、車の内装を傷つけないこと。
木材の角や金具が内張りに当たる場合は、フェルトを貼るなどして保護しておくと安心です。
また、走行中に荷物が動かないように、必要に応じてケースやネットを併用するのもおすすめです。
車中泊DIYは、自分の車に合わせて作れるのが魅力ですが、安全に使えることがいちばん大切です。
まとめ|フリード+の車内をもっと快適なおしゃれ空間に
今回は、フリード+の車内天井木製ラックの作り方をご紹介しました。
天井ラックを作ることで、上の空間を活用できるようになり、車内をすっきり使いやすくなりました。
今回のDIYでこだわったのは、ただ収納を増やすだけではなく、木の質感を活かして、既製品にはない温かみある車内の雰囲気にすることです。
取り付け方法には悩む部分もありましたが、完成してみると、車内が片付いただけでなく、見た目も使い勝手も満足できる天井収納になりました。
車内が落ち着く空間になると、空間だけでなく心にもスッと「余白」が生まれて、車中泊の時間がより心地よいものになりますよね。
まだまだカーテンやティッシュ箱ホルダーなど、やりたいアレンジがたくさんあるので、これからも少しずつ手を入れていこうと思います。
フリード+で車中泊をしていて、
「軽い荷物を置く場所がほしい」
「天井スペースを活用したい」
「木の雰囲気がある収納を作りたい」
という方の参考になればうれしいです。
小さな工夫で、大きな快適を♪
すてきな車中泊・車中活動をお楽しみいただけますように☆


