春~秋は人気のキャンプシーズン☆
そんな過ごしやすい時期は、虫たちにだっていい季節。
蚊、アブ、ブユ(ブヨ・ブト)、ハエ、ハチ、ムカデ、クモ、アリなどなど。
快適にキャンプをする為に、虫をなんとかしたい!でも、体によくないものは使いたくない!
犬連キャンプだったらどうすればいんだろう?と思いませんか。
実はアロマセラピストの管理人ミオ。
オススメの虫除けとともにご紹介します(*^^*)
※安全に正しく使用していただきたく、文字数多めの記事となっておりますが、最後までお読みいただければ幸いです。
1 いぬの為に特に避けたい虫
特に避けたいと思う虫がいます。それは蚊とマダニ。
蚊は、媒介してくるフィラリアの感染(心臓や肺動脈に寄生する虫)を防ぎたいから。
もちろん、フィラリア症予防薬は春から始めるけれど、蚊に刺されないこともとっても大切です。
マダニは、イエダニよりも8~10倍も大きい8本足の硬い虫です。
(画像を添付しようと思ったけどあまりに気持ちが悪いので止めました)
蚊とは違い、刺すのではなく噛み付いて吸血します。吸血後には1~2cmほどの大きさになるそうです。
噛み付かれてしまったらもう一大事です!
口からセメント様物質を吐き出し、頭部を皮膚にめり込ませた状態で固着してしまうのです。そして、噛み付いて吸血しているときに、マダニの唾液からウイルス感染を起こします。
もちろんマダニも、月に1回の駆除薬を使用していますが、噛み付かれるなんて可哀想すぎますよね。
マダニを近づかせないことが大切です。
2 犬に虫よけ剤を使っても大丈夫?
市販の虫よけ剤に含まれているディートは、犬への安全性が確立していません。
12歳以下の子どもが使用する場合も、保護者の指導監督のもと、使用回数の制限があります。
次にピレスロイド。虫の神経を麻痺させ死に至らせます。哺乳類が吸い込んでしまった場合は、体内で分解され体外へ排出されるとのことですが・・・。また、ピレスロイドは、防虫菊から採れる天然の殺虫成分ピレトリンに似たものではありますが化合物です。
3 テント・キャンプサイトに虫バリヤー
ハッカ油を使って簡単に作れてしまいます(*^^*)
1 無水エタノール 30mL (水と油を混合するのにボトルを超振れる自信がある方はなしでもOK)
2 ハッカ油 60~120滴 (香り・刺激が強いので60滴スタートがオススメ)
3 水270mL (水道水でOK・エタノールなしで作るなら300mL)
番号順に材料をボトルに入れるだけ。
キャンプサイトで使用の都度、よく振り混ぜてスプレーします。
オススメの使用方法は地面にスプレー。
地面を這う虫(ダニ、クモ、カメムシ、ゴキブリ等)にも効果があります。
テントやタープ下のリビングスペースなど、虫除けしたいスペースを囲む様に地面にスプレーし、虫バリヤーを張ります(・∀・)
ただし、ワンコのキャンプスタイルが、スプレーした地面に近い場合は、ワンコ忌避剤になりかねません。
コットやチェアーに乗せたり、ワンコの近くにはスプレーしない判断も。
4 リラックスもできちゃう虫よけ剤
ハッカ油以外の精油を使って作ります。
精油(せいゆ)とは、自然植物から抽出した液体です。
天然100%のものだけを精油、またはエッセンシャルオイルと呼びます。
購入する際は原材料をご確認ください。
精油は植物名(科名)、抽出部位、抽出方法が記載されています。
または、100% pure essential oilと記載があります。
アロマオイル、アロマフレグランスなどの名前で、精油と同じく小瓶で販売されている物が多数ありますが、香料やアルコールが入っている「雑貨」の物があるので気をつけてください(`・ω・´)
こちらもボトルに材料を入れるだけ。
◆ スプレーボトル (好みのサイズ) (下記分量をそれぞれ比例倍にしていけば多く作れます)
1 無水エタノール 10mL
2 精油 10滴
3 水 40mL (水道水OK) (気になる方は精製水or軟水)
・ユーカリレモン (刺激が強いのでメインの精油にしない) (1~2滴まで)
・ティートリー
・ゼラニウム
・ローズマリー
・ユーカリ
・ラベンダー
5 材料選びと使い方
精油は植物によってお値段が違います。
比較的入手しやすいラベンダーとティートリーとゼラニウムの組み合わせはおすすめです。
管理人みおのお気に入りの配合は、ラベンダー2:ティートリー4:ゼラニウム4。
20cm以上離し、目鼻口にかからないように、首から足元までスプレーしちゃいましょう。
顔にスプレーしていなくても、体から漂う精油の芳香で虫よけになります。
ワンコも、顔にかからないように注意しながら、体にふんわりとかかる様にスプレーしてあげてください。
ちなみに、家の網戸や玄関にスプレーしておくと、虫が寄ってこなくなるのでいいですよ(*^^*)
玄関灯に来る蛾とクモが嫌なので、シュッシュしています(・∀・)
6 容器選びには注意が必要
スポレーボトルがポリスチレン(PS)だと溶けてしまいます。
ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)を使用します。
ダイソーにはありました(・∀・)
ガラス製はキャンプには不向きかなと思いますが、煮沸が出来るのでよい容器です。
自宅用の常備スプレーにぜひ(*^^*)
7 手作りアイテムの使用期限
ハッカ油スプレーは冷蔵庫保管で2週間程と言われていますが、クーラーボックスから自宅冷蔵庫へと、冷暗所保管を続けているなら3週間位使用できます。水の鮮度は落ちてきますので、自己責任でご使用ください。
ブレンド精油スプレーは冷蔵庫保管で1週間。実の所、冷蔵庫保管を続けていれば、4週間は余裕で使用できます。ただし、人やいぬ用ではなく、庭やベランダなどの空気中に散布したり、玄関や網戸などの物に散布してでの、虫よけとしてご使用ください。
8 虫よけの基本の基本
人の虫よけの基本と言えば、肌を出さないことですよね。そして、衣類の上から防虫スプレーをする。
着用する衣類は、黒系を避けて、薄い色が推奨されています。
イエローがすすめられていることもありますが、バナナ虫を心配しちゃうのは、管理人だけでしょうか(ノ∀`)
薄い色の衣類が推奨されているのは、付着してくる虫に気付きやすくするため。
虫に刺されてしまった時のために、薬も必ず持って行きます。
100円200円の虫刺され薬ではなく、ここは節約せずに価格帯が上のものを選んだほうがよいと思います。キャンプや焚き火のアウトドアでは、病院にすぐ行けるとは限りませんからね。
遭遇率が高い、蚊、ブヨに刺された時用に、ムヒアルファEXのクリームタイプを持って行っています。
ムヒアルファEXはステロイド系軟膏ですが、ステロイド特有の副作用を起こしにくい特性のステロイド成分になっています。
ブヨは、きれいな水があるところに生息しているので、近くに清流があることが多いキャンプ場では遭遇率が高まります。
とにかく痒みを抑えたいなら、抗ヒスタミン薬がおすすめです。ムヒアルファEXにも抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)は入っていますが、新レスタミンコーワ軟膏は2倍量になっています。
9 おわりに
夫婦2人の焚き火キャンプの時は、2種類のスプレーを使い分けます。
アブ・ブヨが多そうな所ではハッカ油スプレー。
蚊よけだけで大丈夫そうならブレンド精油スプレー。と言う感じです。
ペット用と記載された市販品の中には、原材料によっては不安になるものがあります。
愛犬のために、安心して使用できる防虫剤を選んでいただければと思います。
スプレー作りはとっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいねヾ(*´∀`)ノ