わが家の愛犬は、ミニチュアダックスフンドです。
生後4ヶ月過ぎにわが家に来ました。
わが家に来てすぐから、耳の中のただれが始まりました。
病院に通って薬を使っても、治ることがありませんでした。
さらに、脇の下やおなかのかゆがりが始まりました。
“かゆみ止め”と処方された薬を飲んでいる時だけ落ち着くと言う生活を続けていました。
そして3歳の時にアレルギー検査を受けました。
※閲覧注意※
患部症状写真がありますので苦手な方はご注意ください。
アレルギー検査を受けた理由
通院や投薬などを続けて3年目、”皮膚病”を標榜する動物病院を見つけました。
その時に初めて、アレルギー検査をすすめられました。
「採血するだけの検査ですよ」と言われたのですが、どれ位採血されたのかはわかりません。
いつも処置等する時は診察室に同室させてくれるのですが、退出させられてしまったんです。
犬のアレルギー検査の存在と費用が高いと言うことは知っていました。
それ以上調べたり、受けてみようと思うことはありませんでした。
でも、”皮膚病”の先生が言うならば・・・と受けることにしました。
閲覧注意*どんな症状が起きているのか
上の画像は、症状が耳の中にだけ出ていた頃です。
中耳炎と言われていた頃で、シルビナ点耳薬や、ビクタスクリームを使用していました。
毛が無くなり、赤くカサカサで、とてもかゆがっています。
口の際も赤くなっています。
特にひどい症状が出ているのは、脇と股です。
治療薬はなく、かゆみを止める為にアポキル(錠剤飲み薬)を使うことがありました。
かゆみで夜眠れないということがないことだけが唯一の救いでした。
アポキルは治す薬ではありません
分子標的薬
ステロイド剤の様に全体に作用するのではない
かゆみや炎症の信号のみを遮断できる
「かゆみ止め」と言って処方されることが多い
かゆみを感じなくなるだけで原因が治るわけではない
免疫系を抑制します
免疫が抑制される
その他の病気が発生または重症化するなどのリスクがある
免疫系弱体による重病と言えばガンではないでしょうか
よって1年以上の服用はすすめられていない
毎日かゆがりながら長生きするか
短命になるかもしれないけれど
かゆさを感じずイライラしない毎日を送るか
『何年も飲ませ続けています』
そうおっしゃる飼い主さんの声をたくさん目にします。
「究極の選択」をした結果なのかな?と目にするたびに思ってしまいます。
アレルゲンは12項目
検査で出てくるアレルゲンは12項目に分かれていました。
おおまかな分類にすると9項目です。
植物、真菌類、カビ類、細菌類
動物の皮膚・毛、ハウスダスト類
食物、室内に存在するもの、虫類
このうちのなんと8項目でアレルゲンが見つかりました。
こんなにあるのかと驚いたとともに、可哀そうで、悲しくなりました。
アレルゲンの指定とは
12項目中に、100種近くのアレルゲンが示されていました。
その1つ1つのアレルゲンに対して、採取した血液でどれくらいの反応値を示すかでアレルゲンを特定する検査でした。
規定の数値を超えれば”アレルギー陽性”となるわけです。
例えば、規定数値が100ならば、101と言う結果が出てしまえばアレルゲンとなります。
悩ましいアレルゲン
100種近くあるアレルゲンの中の、24種にアレルギー陽性反応が出ました。
しかも、その中の半分である12種が食べ物と言う結果に・・・。
最も悩ましいアレルゲンは、やはりお肉類。
ドライフードのメインの主原材料によく使われているものばかりです。
牛肉(ビーフ)
鶏肉(チキン)
鹿肉(ベニソン)
七面鳥(ターキー)
ニシン
マグロ
豚肉と羊肉は引っかからなかったのですが、規定の数値にギリギリ届いていないと言うレベルです。
それでも唯一の食べさせられる肉ですので、ここから選ぶことになります。
ところが・・・。
フードの副原材料にアレルゲン食物が入っていてダメというものばかりの状況です。
米
玄米
大麦
ジャガイモ
ニンジン
ほとんどのフードに入ってるじゃぁないの・・・( ;ㅿ; )
アレルギー犬用フードがムリ
ここ近年は、アレルギー犬用フードが色々と流通するようになりました。
けれど、むしろそれらが食べられないと言う事ばかりです。
よく見かけるアレルギー犬用フードは『小麦抜き』『コーン抜き』のもの。
代わりに『米』『玄米』『ジャガイモ』を使用しているものが多いです。
この3つはうちの子がNGの食材です。
むしろ『小麦』と『コーン』は食べてOK食材なのです。
検査結果が出た日から”フードジプシー”が始まりました。
食べさせてあげられるフードが見つからない。゚(゚´Д`゚)゜。
一番数値が高かったアレルゲンからわかった事
ずば抜けてアレルギー反応が高かったのは『鶏肉』と『玄米』でした。
この2つの食べ物は、わが家に来るまでずっと食べていたフードのメイン原材料です。
嫌ではない、むしろ好ましいメーカーのフードだったので、そのままわが家でも与え続けていました。
こちらのフードです。
見たことがある方も多いのではないでしょうか?
なぜだか、この子を育てている時に思わなかったんです。
色々な味を食べさせると言うことに。
今までの子は、色々なメーカーのフードを選んでいたし、素材も色々与えていました。
お肉そのものを与えることもありました。
アレルギー検査後、犬のアレルギーについて色々調べました。
大量に食べたものや、長く食べ続けているものがアレルゲンになりやすいと言うことを知りました。
まさにうちの子( ;ㅿ; )!?
食生活のせいでアレルギー持ちにしてしまったのか・・・。
一番ショックだったこと
先生から言われてしまったんです。
「アウトドアへは極力連れて行かない人生(犬生)を」
なぜなら、土や草に存在するカビの一種に、アレルギー反応が出てしまったからです。
土の上のお散歩や、芝生の上のかけっこはさせない方がいいよ、と言う事でした。
その他にも、キャンプ場で見る白樺や、誰もが知っている雑草などもアレルゲンでした。
なので、毎日のお散歩はしていません。
キャンプに行っても抱っこで移動です。
<少しだけ歩かせたりしますが本人(本犬)から抱っこしてくれと大抵せがまれます>
運動不足なのでは?と思われますよね。
獣医より別に大丈夫だよと言われました(2軒の動物病院より)。
Mダックスフンドなら、家の中を自由にさせ、家の中を歩き回っている分で十分とのことです。
アレルギー検査の費用
採血費と検査費の合計で30,000円でした。
当日はかゆみ止め薬の処方もあったので、合計で38,000円です。
20,000円位かかるとは聞いていたけれどそれ以上(-_-;)
でも、検査したことで、かゆみやただれの原因を遠ざけてあげられるようになったわけです!
飼い主として、してあげられる事ができたのはとても嬉しい事です。
フードジプシーが続いているわけですが、そのお話はまた次回に☆彡