わが家はキャンプに行く車をチェンジしました。
コンパクトカーから、ホンダ・フリード+(フリードプラス)に乗り換えです。
購入契約したその日から夫は職人と化してしまいました。
そして数日後に出来上がったのは・・・。
可動式テーブル(*’▽’*)!!
なんと!フリード+に取付ける、棚とテーブルを自作していたのです!
たった8枚のヒノキ板から、棚とテーブルを自作してしまうとはわが夫ながら感激しました。
写真を少し撮ってくれていたので、そちらと合わせてご紹介します。
テーブルの構造
両側壁面は小物入れ付きのパネルです。
小物入れの部分に板受けがあり、板を渡すとテーブルになります。
テーブルは前後にスライドできます。
テーブルは乗せているだけ
使わない時は簡単にはずせます
テーブル脚は重量(40kg以上)のあるものをテーブル上に乗せる時の為
脚は着脱式 普段は使っていません
完成形のディテール画像
小物入れ付きのパネルを車内両サイドの壁面に取付けます。
小物入れには板受けがあり、そこに板を乗せるとテーブルになります。
ボードの波打った形はまさか・・・(*’△’*)!?
収納ポケットと電源が使いやすい高さになってるよ(^^)/
3rd窓の形ともシンクロしてるんだね(*’▽’*)♪
窓の傾きと合わせてカットしてみたよ(^^)
車検について
小物入れ付きのパネルは取り外し可能です。
普段、キャンプに行かない時も取付けたまま乗っています。
重量との関係があります。
材料
①天然ヒノキの羽目板
②オイルフィニッシュ用塗料
③ステンレステー
④壁面取付け用超低頭ボルト
⑤その他組立て用ネジ
⑥棚老け金具
①天然ヒノキ無垢羽目板
長さ1820×幅120×厚さ12mmを8枚。
パネル式に連結できる板です。
桧(ヒノキ)を使用
桧の生産量が最も多い三重県産
タンスにも使われる桧の防虫効果も期待
なんで羽目板にしたの(*’△’*)?
一枚板はやだ!
板を組上げたみたいな壁が欲しいと難易度上げてきたのはどこの誰ですか(´`)?
はっ(*’▽’*)!!
羽目板は簡単に連結できるからね。
連結させたときのラインがいい感じでしょ(^^)
天井や壁に使われたりする板なんだよ
ドアを開けた時のヒノキの香りいいね~(*´◡`*)
②自然塗料でオイルフィニッシュ
『キヌカ 160ml×1本』
使用したのは半分くらい。
お米から生まれた100%自然な塗料
木に染み込むタイプ
木の持つ調湿作用を保てるのが特徴
自然発火の心配がない
無臭
メーカー推奨は1度塗りまで
一般的な植物性の自然塗料にある自然発火の心配がないので安心な塗料です。
無臭なので閉めきる車内でも臭いに悩まされることはありません。
使用したヒノキの良さをそのまま生かせます。
木材内部に染み込ませて保護や強化などの特性を持たせること
③ダイソーのステー
ステンレス製のステーを必要なだけ。
ウッドパネルの反り対策に使いました。
車内の乾燥と湿度を心配してとのことです。
家の中に置いているだけでも、一日で反ったり戻ったりしてました。
高原キャンプなどで湿気が高かったりすると、取付けた状態で反ったりするの(*’ω’*)?
ないことはないと思うよ(=゚ω゚)ノ
④壁面に取付ける為のボルトの選び方
超低頭ボルト M6 45mm
※ナットの先は車体内部に3ピッチ出さなければならない
※板厚12mmを使用したので長さ45mmをチョイス
※板に穴をあける時は木工用ドリルのM8使用
⑤その他の組立てはネジを使用
長さは板の厚さに合わせる。
色は好みで。
⑥棚受け金具
「小物入れの底兼テーブル受け用の板」をパネル板に取付ける際に使用。
もっとアンティーク調がよかっt…|’ω’*)
裏は見えないし、予算も抑えられたから許して(´`)
ホームセンターに色々なサイズと色がバラ売りされていたので、たくさん見比べて決めました。
製作手順とその風景
まず小物入れ付のパネルを2つ作成します。
四角形以外の形でパネルを作る時は、向い合せた時の形に気を付けてデザインを!
②ボードを2枚作ったら重ね合わせて縁にサンダーをかけ同じ形に整形
③オイルフィニッシュ
④小物入れを作ってオイルフィニッシュ
⑤ボードに小物入れを取付ける
いつも手作業でやすりがけをしていますが、棚はさすがにサンダー使用。
あっという間に作業が終わります!
市販のサンドペーパーが使えるサンダーが使い勝手がいいと思います。
集塵するタイプを使用していますが、あまり機能しません(-_-;)
“WHATNOT”さんの電動サンダーは人気があるみたいです。
“WHATNOT”さんのバケットもいいですよね♪
①採寸と設計
車内のサイズを測ってきて、パーツのサイズを決めました。
CADでは見た目のバランス調整を入念に。
小物入れの内寸は、500mlペットボトル分+ゆとり。
②型紙はダイソーの模造紙
CADで作った寸法通りに模造紙に手書き。
③パネルの組立て
木工用ボンドを塗って羽目ていきます。
重しをのせて1日乾かしました。
なんでボンドを使うの(*’△’*)?
無垢板の張替え方法のホームページを参照にしたよ(^^)/
④ステーの張り付け
もっとシンプルにできたんじゃないの(*’△’*)?
反りがすごかったのと、運転中にビビリ音がしてくるのが嫌だったんだよ(´`)
そんなにビビるの?
かなりするよ(´ー`)
消しゴムみたいな黒いのは何?
セリアのドアのすきまテープだよ。
ゴムタイプの一番分厚いタイプ。
両面テープがついてるからそれで付けたよ(^^)v
設置時に表から見えない所を計ってきて貼ってるよ。
⑤小物入れの組立「組みつぎ」
小物入れの組立て接合部分のアップです。
強度アップと木の伸び縮みを考慮して組みつぎしました(^^)/
⑥テーブル受けとテーブルストッパー
ストッパーは小さな木片を取付けるだけ。
なんでこんなに小さいの(*’△’*)?
テーブルの乗せ下ろしと前後スライドをしやすくする為だよ。
テーブルの跳ね上がり防止になってるよ(^^)/
それぞれの小物入れのフロント側に付いています。
小物入れの底板の張り出ている所にテーブル用の板をのせます。
⑦カタカタ音防止にダイソーのフェルト
小物入れ内部の底にダイソーの薄めのフェルトが敷いてあります。
切って入れただけです。
テーブル板の裏面にも、テーブル受けに当たる部分にボンドで貼り付けました。
⑧パネルに小物入れを取付け
パネルの裏側からネジで取付けます。
ネジの下穴は電動ドリルで開けます。
※穴サイズは使用するネジの直径7割
※ネジ留めも電動ドリル使用しました
テーブル天板の作り方
テーブルはランチョンマットが使いやすそうなサイズだね(*’▽’*)
奥行400mm×長さ1035mmだよ(^^)
カタカタ音防止のダイソーのフェルトも見えるでしょ。
羽目板を羽目て一枚の板にしただけじゃないんだね(*’△’*)?
テーブル板の反り返し防止と補強だよ(^^)/
リビングテーブルとか作業台の裏にあったりする補強板だよ。
自宅のリビングテーブルや、家具職人さんのブログを参考にしました。
車への取付けについて
①六角レンチで取付け
ユーティリティーナットに六角レンチで手回しで取付けます。
上段は小物入れの中に手を入れて付けるんだよね?よく手が入ったね(*゚ロ゚*)!
小物入れの内寸は8cmあるから手が入ったよ。そこそこきつかったけどね(^o^)丿
②小物入れの内寸は8cm
なんで内側は8cmなの(*’△’*)?
500mlペットボトルがスムーズに出し入れできるサイズだよ(^^)/
③取付ヵ所の隙間について
ユーティリティーナットのある車体壁表面は平らではありません。
なんで板が壁から浮いてるの(*’△’*)!?
ユーテイリティーナットのある壁部分の凸凹は最大9mmの段差があるんだよ。
段差の解消、がたつき音防止、強度アップの為に細く切った板を裏面に縦に取付たよ(^^)/
下側も床から浮いてるんだね(*’-‘*)?
マットを敷く時に隙間なく敷けるように床から少し上げたサイズにしたよ(^^)v
おわりに*詳細な寸法について
たまに職人になる(笑)夫に聞きながらの執筆となりました・・・。
小物入れの付いたパネルは収納棚に。
スライド可動な天板でテーブルに。
構造や作り方は、お伝えできましたでしょうか。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。
収納棚の詳細な寸法はこちらにまとめました↓
テーブルの着脱式脚はコチラのページでご紹介しています↓
テーブルをバックドア側にスライドさせるとリビング部分がさらに広く使えます(^^)b
ヒノキ板の色の移り変わりも楽しみです(*’◡’*)♪
フリード+の改造・DIYのヒントになれましたら嬉しいです☆彡